ラロ: 北西ハワイ諸島の科学と保護
「ラロ: 北西ハワイ諸島の科学と保護」展は、ハワイ諸島の始まりであるパパハーナウモクアーケア海洋国定遺跡保護区(略してPMNM)の文化と科学における意義についてご説明しています。
展示開催中
ミュージアム開館時間
毎日開館
午前9時~午後5時
感謝祭とクリスマスは閉館
対象年齢
全ての方
場所
サイエンス・
アドベンチャー・センター
Admission
Members: Free
Adults: $24.95
Seniors (65+): $21.95
Youth (4–17): $16.95
Children (3 and under): Free
Children age 16 and younger must be accompanied by an adult.
ハワイ語でラロと呼ばれるフレンチフリゲート瀬は、パパハーナウモクアーケア海洋国定遺跡保護区に位置する部分的に水没した環礁で、ホノルルからの距離は北西500マイル(約800キロ)です。ラロは、カーネミロハイ(女神ペレの兄弟の名前)やモクパーパパ 「水面上わずかに姿を現す岩礁から成る小島群」という呼び名でも知られています。 ハワイ語でラロは下方へ、または風下の、という意味があります。 そのラロは、生きとし生けるもの全ての生命が造られ命が果てた末に戻って行くと信じられる有史以前から存在する闇の領域ポーがある方角と繋がりがあります。
-リチャード・パイル博士、ビショップミュージアム魚類学シニアキュレーター、XCoREディレクター兼ラロ共キュレーター
サイエンス・アドベンチャー・センター内にある火山の階下にて、下記の展示をお楽しみ頂けます:
珊瑚礁調査の歩みと絶えぬ努力の結晶
ビショップミュージアムの研究員たちは半世紀以上に渡り、ダイビングと海洋調査のテクノロジー分野の最先端を担ってきました。 水面近くの浅瀬から水深500フィート(150メートル)及びそれ以上の深さの珊瑚礁生態系調査の際研究員たちによって実際に使用された潜水器材の幾つかが展示されています。 1950~60年代当時の最新鋭オリジナル版で給気ホースが2本装着されたSCUBAシステムを始めとし、1980年代の初期世代の混合ガスSCUBA器材、1990年代から2010年まで利用された2世代の混合ガス使用高度閉鎖式循環呼吸潜水器材リブリーザーが一堂に展示され、ビショップミュージアムの研究員がいかに珊瑚礁調査の最先端の後押しをし、それがテクノロジーの進化につながってきたかをご理解頂ける展示となっています。
ラロで起きている海洋プラスチックごみの実態
莫大な量のプラスチック製品が海に遺棄され、ラロを含め遠く離れた海域にまで押し寄せ、そこで暮らす海洋生物に影響を与えています。 ラロでは、プラスチック製の釣具や網に数多くの魚類が巻き込まれ、環境に甚大なダメージを与えています。 プラスチックとプラスチックが及ぼす弊害を理解し、問題に対処する活動をご紹介することがこの極めて重大な環境問題改善の第一歩に繋がります。 この問題を理解していただく為の展示エリアに、プラスチック分別に関連した体験型アクティビティが設けてあります。 現在ハワイで行われているプラスチックのリサイクルシステム実体験を通して廃棄物処理に関するハワイ諸島全体の体制変革の必要性に対する認識を深めて頂ける展示となれば幸いです。
2D & 3D デジタル体験
地上と水中のシーンを眺めながらPMNMに関する傍観者としてだけでない没入型ストーリーが体験できます。
この常設展は、アメリカ魚類野生生物財団とアメリカ海洋大気庁の資金援助と協力を受けています。